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【徹底解説】Webサイト改善の27の王道メソッド

投稿日:2021年12月20日 更新日:

Webサイトの改善の王道メソッドをリストアップしました。改善を検討している方に実際にWeb担当をクライアントワークしている当方がWeb改善の考え方について解説します。

※まだ当記事は、メモ書きですので、おってもう少し詳しく書きます。

Webサイト改善の現状把握の3つの手法

Webサイト改善の現状把握の3つの手法

まず、Webサイトの現状を把握しましょう。

現状把握後に、改善点のリストアップ、改善実行、改善後の数値変化などから改善効果を判断していきます。

下記の手順で計測し、情報をすぐに取得できる状態にしましょう。

  1. 流入からゴールのステップ数値の把握
  2. Googleアナリティクスで流入数や閲覧数などを把握
  3. Googleサーチコンソールで自然検索からの流入状況を把握

それぞれ解説していきます。

  1. 流入からゴールのステップ数値の把握

    流入からゴールのステップ数値の把握

    Webサイトには問い合わせなどの「ゴール」があります。
    ゴールまでのステップの例として

    ・流入数(サイト全体の閲覧数)
    ・問い合わせフォームページの閲覧数
    ・問い合わせ数

    などの各ステップ数値を計測把握することがまず、現状把握のうえで重要です。

    計測することからはじめましょう。

  2. Googleアナリティクスで流入数や閲覧数などを把握

    流入からゴールのステップ数値の把握_ga


    Webサイトの計測にはGoogleアナリティクスという無料の計測ツールをつかいます。

    Googleアナリティクスは1のステップ数値を細かく計測し分析の判断材料として活用できます。

    Webサイトに埋め込むことで、計測が開始されます。

  3. Googleサーチコンソールで自然検索からの流入状況を把握

    流入からゴールのステップ数値の把握_gs


    Webサイトのはじめのステップである「流入」には大きく5つの導線があります。

    1 自然検索(Google検索など)
    2 SNS流入(Twitterなど)
    3 広告流入(Google検索の最上部の広告など)
    4 参照流入(別サイトのリンクなど)
    5 直接流入(ブックマークなど)

    1の「自然検索」がサイトの流入ではボリュームが大きく、改善の優先順位が高いです。

    Googleサーチコンソールは1の「自然検索」でGoogle検索において自サイトがどんな検索語句で表示され、クリック(流入)されたかを計測できるツールです。

    Googleアナリティクスと合わせてかんたんに設定することができます。

Webサイト改善の改善点発見の3つの手法

Webサイト改善の改善点発見の3つの手法

現状把握後に、改善点のリストアップするため、下記の点を意識しましょう。

  1. ステップ数値のボトルネックの抽出

    ステップ数値のボトルネックの抽出


    流入からゴールまでのステップ数値でボトルネック(数値が他に比べ低い箇所)となっている数値を抽出しましょう。

    ボトルネックはバケツに空いた穴に例えられ、穴を塞がないと、非効率な状態が続きます。

    まずは、ボトルネックを改善することが重要です。

  2. Googleアナリティクスでボトルネックを抽出

    Googleアナリティクスで細かい数値などからもボトルネックを抽出することができます。

    時系列に計測してくことでもボトルネックを抽出できます。

    時系列ですので、一時的に数値が悪い、など一概には言えませんが、この点を現状悪いと仮定し、改善していくサイクルができる状態にすべきです。

  3. Googleサーチコンソールでポテンシャルの高い語句の抽出

    自然検索において、見込み客が流入するのではと想定した語句で、実際に自サイトが表示、クリックされているか計測することで自然検索への対策(SEO)の効果測定ができます。

    また、Googleサーチコンソールは、その検索語句が検索結果の何番目に表示されているか、クリックされているかを確認できます。

    たとえば、検索順位が50位で5ページ前後に表示されていながら、クリックされている場合は、2つの仮説があります。

    1 ユーザーは1ページ目の検索結果に満足していない、複数社の見積もりリストアップのニーズ

    2 自サイトがクリックされていれば、自サイトがユーザーの検索ニーズを満たしている可能性が高い

    つまりこの場合、その語句で自サイトを上位表示させられれば、より成果が出せる可能性がある。

    という結論になり、改善点としてリストアップできます。

Webサイト改善点の具体的改善施策の5つのステップ

Webサイト改善点の具体的改善施策の5つのステップ

Webサイト改善点の具体的改善施策には5つの下記、ステップで進めましょう。

  1. 技術的な改善方法の列挙

    改善点が抽出した段階でどのように改善するか、技術的方法をイメージして、技術、メリットデメリット、工数、予算など必要な項目を洗い出しましょう。

  2. メリットやデメリット、留意点の列挙

    改善を行うことでのメリットやデメリット、留意点を洗い出しましょう。メリットが大きいものから優先度をあげて進めると良いですが、デメリットや留意点、予算リソースなども加味して進めましょう。

  3. 予算とリソースの確認

    その改善施策を実行するにあたり予算とリソースを確認しましょう。自身でできるのか?エンジニアに依頼するのか?作業時間は?発注予算は?など「ヒト」「モノ」「カネ」「時間」などから確認しましょう。

  4. 施策実行のスケジュール作成

    施策の実行方法が確定したら、スケジュールを作成しましょう。完成日と進捗を適宜確認して、スケジュールどおりにいかない場合の対応も気に留めておくと良いです。

  5. 施策ごとに効果測定の方法も確定

    施策を実行して終わり、でなく、実行後に効果測定をして施策の評価を現状認識の意味でしましょう。計画の際に、効果測定の方法や測定の予定時期なども決めておくとスムーズです。

Webサイト改善で困ったときの5つの改善手法

Webサイト改善で困ったときの5つの改善手法

改善手法は大きく下記、5つあります。認知から購買までの5導線の改善です。

  1. SEO(検索エンジンの最適化)

    検索エンジンで狙った語句で検索上位に表示させるためにサイト作りです。
    見込み客が検索しそうな語句を選定し、その検索を解決するコンテンツを他サイトに負けない質量で作成することが重要です。

  2. LPO(ランディングページの最適化)

    ランディングページとは、閲覧者がはじめに自サイトに訪れる入り口となるページです。
    多くはTOPページですが、特定語句に最適な記事などがあれば、そのページがランディングページともなります。
    ここでいかに問い合わせなどのコンバージョンまで進んでもらうかのページ作りをします。
    課題の提示、解決案のサービス紹介、解決根拠、競合比較、事例、よくある質問、問い合わせフォーム、など一連の購買導線の流れに沿ってコンテンツを作成します。

  3. UI/UXの改善(サイト内のデザインや操作性の改善)

    UIはサイト内の操作性も含むデザイン設計、UXはユーザー体験、そのサイトでどんな体験を提供できるかという側面から考える視点です。
    UI/UXの比較例ですと、行政サイトと大手ビジネスサイトの同じニーズを含むサイト比較をすると、操作性のしやすさに違いを感じるかと思います。
    ユーザーのサイト体験を良くするための改善には、UI視点、UX視点から考えると良いでしょう。

  4. EFO(入力フォームの最適化)

    サイトのゴールの多くは、問い合わせです。問い合わせフォームをいかに問い合わせしやすくするかの最適化がEFOです。
    たとえば、問い合わせ項目を減らす、問い合わせがかんたんなことを伝える、住所入力など自動入力やエラーの自動表示など利便性をあげるなど問い合わせにストレスを少なくするなどがあります。

    【コピペ】お問合せを増やしたいフォームの制作の方法と考え方_前年比200%増の成果事例

  5. CRO(コンバージョン率の最適化)

    2から4のステップも含みますが、問い合わせなどのコンバージョン率の視点からサイト設計をしていくことです。
    大きくは、コンバージョンに近い箇所、問い合わせフォーム、問い合わせへのボタンなどの反応装置、それまでの導線である各ページのデザインなどの改善をすることでコンバージョン率をあげていきます。

Webサイト改善で困ったときの13のチェックポイント

Webサイト改善で困ったときの13のチェックポイント

  1. Webサイトのデザインは奇抜性でなく一般性重視

    脳がものごとを考えるメカニズムは、
    1 情報を「認識」し、
    2 その中から「理解」できた情報を
    3 「判断・思考」し、自分にとって有意義だと思われる情報だけを、
    4 「記憶」するそうです。

    さらに、1から3は過去の記憶と照合しながら効率的に行うそうです。

    Webサイトのデザインは奇抜性でなく一般性を重視したほうが良い理由には、奇抜だとその時点でユーザーの脳内で「理解」ができず脱落する可能性が高いのです。

    ユーザーの過去のWebサイトのイメージや記憶に近しいものであることで、「理解」や「判断」を促すことができます。

    脳のメカニズムから考えると、Webサイトのデザインは一般性を重視したほうが良いです。

  2. Webサイトの表示速度は遅くないか

    Webサイトの表示時間による影響を調べたデータに次のような事例があります。

    操作開始時間が1秒のサイトと3秒のサイトを比較した場合、
    ・3秒のサイトは1秒のサイトに比べ、
    ・ページビューが22%低下、
    ・コンバージョン率は38%低下、
    ・直帰率は50%上昇してしまう
    というデータがあります。

    このように、3秒もユーザーは待てないことから「遅い」ことに関してはWebサイトの効果に直接影響する点から、定期的にチェックし改善すべきです。

  3. グローバルメニューや見出しは日本語が良い

    日本語サイトの場合、英字はほとんど読まれていません。メニューや見出しなどのユーザーの次のアクションを決める重要情報は日本語にしましょう。
    英字の取り扱いは、「デザインとして添える」という感覚で良いです。

  4. 見出しと本文のメリハリは読みやすいか

    見出しの役割は、本文の情報が読むに値するかを判断する一文です。

    本文と見出しは、
    ・文字の大きさ
    ・色
    ・装飾
    などでハッキリと視認できるようにすることで、まず見出しから読んでもらうデザインにしましょう。

  5. メリットなどがシンプルに伝わっているか

    ユーザーが知りたいのは貴社についてよりも先に、その商材が自身にどんな効果やメリットがあるかです。

    1 課題の提示
    2 解決案としての商材紹介

    というロジックでメリットをシンプルに伝えましょう。

  6. 他社比較できているか

    5の課題解決の次にユーザーは、「他社とどう違うのか?」という視点から情報収集します。

    他社との違いを比較要素、

    ・数値
    ・表
    ・実績/事例
    などで伝えましょう。

  7. ストーリー構成で説明できているか

    ストーリー構成は、たとえば5と6の項目から解説すると、

    1 課題の提示
    2 課題解決するめの要因(解決案の成り立ち)
    3 解決案の提示
    4 商材の使用前後の違い(数値や実績事例)

    が順序立てて説明できるような流れです。

    ストーリー構成のメリットは、構成そのものが納得感を得やすいという点です。

  8. 不安要素を解決する情報はあるか

    課題提示とは、具体的には不安要素です。

    ・不便
    ・不安
    ・不可能
    ・不自由
    ・不満
    ・不要
    ・負担

    など不がつくネガティブな語句などは課題そのものです。

    不安要素を提示し、解決する情報を提示するというセットで説明しましょう。

  9. そもそもサイトのゴールは明確か

    サイトのゴールを明確に言えるか。それは計測できるか。計測結果に対して改善できるものか。具体的にゴールを設定することからはじめましょう。

  10. ゴールをいくつも設定していないか

    ゴールは、たくさんつくると、散漫になります。

    たとえばお問い合わせのほかにゴールをPV数などいくつも設定するのでは施策が散漫になります。

    お問い合わせも、資料請求、電話、メール、フォームとゴールをいくつも設けるのでなく、フォームを優先度高くし、ユーザー導線に設計するよう、ゴールは絞って対策しましょう。

  11. 悪いこと、デメリットも伝えているか

    メリットばかりがならぶサイトよりも、デメリットも理解していることをユーザーに伝えることは誠実です。

    デメリットがあるなかでのメリットであればより際立ちます。

    香水はいい匂いばかりで作るとうまくいかず、1つぐらいすごく臭い匂いをいれると魅力的な香りになるそうです。

    欠点を自身から伝えていくことも大切です。


  12. 事例や実績を掲載しているか

    自身の商材をPRする際に、すでに使用しているユーザーの存在や声を掲載することは信頼性を増すことができます。

    事例実績掲載の了承、情報作成も本業の流れに組み込み情報をストックしていくと良いでしょう。

  13. Q&Aを掲載しているか

    お問い合わせや商談でよく出てくる質問などはデータベースにしてサイトに随時掲載していくと、ユーザーの満足度が高まります。

    また、より購入意思の高い状態でお問い合わせを受けることができます。

    こちらも本業の流れに組み込み、情報をストックしていくと良いでしょう。


Webサイトの問合せを増やすための運用・改善方法の解説を図解資料で解説している記事もよりサイト改善の理解が深まるかと思います。参考にしてください。

【資料配布】Webサイトの問合せを増やすための運用・改善方法の解説

 

Web改善の代行外注を検討している方

【徹底解説】Web担当を外注するときに考えたい2つのポイント

Web改善の代行事例
【解説】Web担当はどこまで制作から運用の代行サポートをしてくれるの?

Web改善の代行の稼働イメージ

【事例】Web担当の外注代行、月20時間のタスク

 

 

 

以上です。

 

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※まだ当記事は、メモ書きですので、おってもう少し詳しく書きます。

 






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