Googleカレンダーの予定から月次の業務実績表を作成する方法、流れを解説します。
Web365とは
Web365は、外部Web担当者として、クライアントのWebサイトの集客力を高める施策を運用代行しています。
今回は、クライアント業務でGoogleツールを活用する際の提案・考え方の一部紹介です。
Web365について詳しく知りたい方は「Web365とは」ご覧ください。
開始、終了日時の表記を時間までに変更今回事例
Web担当のクライアント業務で、業務報告や自身の業務管理において、Googleカレンダーからの表作成が良いと回答しました。
普段遣いのGoogleカレンダーとGoogleスプレッドシートの連携で、なるべく情報処理を減らして本業務に時間をつかいたいので、簡単に効率的にを重視した案です。
この記事でわかること
Googleカレンダーの良い点
- 作成が簡単
- スプレッドシートと連携できる
などです。
Googleスプレッドシートの良い点
- 作成が簡単
- Googleカレンダーなどと連携できる
- プログラミングなどもでき、カスタマイズができる
などです。
GoogleカレンダーとGoogleスプレッドシート連携、作成の流れ
まず、GoogleアカウントでGoogleにログインします。
Googleカレンダーで連携したいアカウントを選択します。
該当カレンダーの設定をクリックします。
該当カレンダーの設定をクリックします。カレンダーIDをコピーしておきます。連携で使用します。
次に、Googleスプレッドシートを新規作成します。
1行目、各列に記載します。
A列 タイトル
B列 開始日時
C列 終了日時
D列 任意(サンプルは、開始と終了の差分、経過時間を関数で計算する列)
リボンメニューの「拡張機能」をクリックし、「Apps Script」をクリックします。
「Apps Script」が別タブで開かれます。
コード.gsというファイルの詳細が右記に記載されており、サンプルコードで、function myFunction(){}と書かれています。
ここに、カレンダー連携と表作成のコードを上書きします。
コードは下記です。すべてを元のコードから上書きしてコピペします。
コードを置いておきます。
const CALENDAR_ID = 'ここにカレンダーIDを記載'; //カレンダーID
function getCalendarEvents() {
const calendar = CalendarApp.getCalendarById(CALENDAR_ID);
const startTime = new Date('2021/12/01 00:00:00'); //カレンダーのどこから取得するか、任意で変更してください
const endTime = new Date('2021/12/31 23:59:59'); //カレンダーのどこまで取得するか、任意で変更してください
const events = calendar.getEvents(startTime, endTime);
const values = [];
for(const event of events){
const record = [
event.getTitle(),
event.getStartTime(),
event.getEndTime()
];
values.push(record);
}
SpreadsheetApp.getActiveSheet().getRange(2, 1, values.length, values[0].length).setValues(values);
}
コードを記載したら、code.gsというファイル自体を上書きします。
※「Apps Script」のプロジェクト名自体は、下記画像左上の「無名のプロジェクト」となっています。ここも任意で変更しても大丈夫です。
上書き、「実行」してみます。
まだ連携していないので、下記のように、アラートが出ます。
承認手続きに進みます。「権限を確認」をクリックします。
Google確認のない状態なので、アラートっぽい画面ですが、自身が作成したので、問題ありません。
「詳細を表示」をクリックし、
「無題のプロジェクト(※プロジェクト名)に移動」をクリックします。
プロジェクトとアカウントの連携です。情報取得するための許可をする必要があります。
「許可」をクリックします。
Googleスプレッドシートにコードが「実行」されていれば、下記のように記録されます。
※記録されていない場合、「Apps Script」から再度「実行」してみてください。
以上で、カレンダー連携と、表作成は完了です。
ここからは、表の微修正です。下記を対応します。
- 経過時間を関数計算
- 開始、終了日時の表記を時間までの表記に変更
D列に、開始と終了日時から「経過時間」を関数計算します。
=if(C3-B3=1,"",C3-B3)
をサンプルは3行目に記載してます。
各行にコピペしてください。
経過時間が記載されました。
次に、時間単位に表記を変更します。
シート、リボンメニュー、「表示形式」から「数字」、「経過時間」をクリックします。
経過時間に変更されました。
次に、開始、終了日時の表記を時間まで表記されるように変更します。
経過時間と同じ要領で、
シート、リボンメニュー、「表示形式」から「数字」、「日時」をクリックします。
以上です。
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