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企業でコーポレートサイトとしてWordPressを採用する際、費用はいくらかかるのか?相場やサービス別など網羅的にまとめました。
この記事読了後は、
- WordPressでの費用感が理解でき、
- 収支計算の参考になる知識
が得られます。
ちなみに、当方では、サイトをリニューアル検討する場合、まずは改善からはじめることもおすすめしています。こちらも合わせてご覧ください。
【解説】Webサイトをリニューアルする前にサイト改善運用をすすめる理由
Web365とは
本題のまえに、自己紹介です。
クライアントの外部・外注のWeb担当としてWebサイトを集客売上増を目的に、分析・改善・実行まで一貫体制で運用代行しております。
この記事でわかること
WordPress費用まとめ結論:コーポレートサイトとして作成運用するなら
初期設定費用(必須)
- ドメイン:1,000円前後/年間
- サーバー:10,000円前後/年間
有料テーマ・プラグイン費用(任意)
- テーマ:有料テーマなら10,000円前後/買い切り
- プラグイン:有料プラグインなら1万~5万円前後/買い切り
制作運営コンサル費用(任意)
- 制作費:外注なら10万➖100万前後/単発
- 保守運用費:1万-5万前後/月
結論を上記にまとめました。
価格帯を前後と表記し若干幅を持ったまとめです。
会社や店舗のコーポレートサイトとしてWordPressで制作運用するなら予算感としては、
初期費用としては、
5万円からでもはじめられますし、
100万円ほど確保されてると、
比較的幅広い選択肢が得られそうです。
上記各費用で(必須)(任意)とありますが、必須は企業がコーポレートサイトを制作運営するなら必須で取得して運営すべき事項です。
表にしてみました。
項目 | 費用 |
初期設定費用(必須) | 11,000円前後/年間 |
ドメイン | 1,000円前後/年間 |
サーバー | 10,000円前後/年間 |
有料テーマ・プラグイン費用(任意) | 1万~5万円前後/1つ |
テーマ | 10,000円前後/買い切り |
プラグイン | 1万~5万円前後/買い切り |
制作運営コンサル費用(任意) | 初期費用10-100万+月額1-50万 |
制作費 | 10万➖100万前後/単発 |
保守運用費 | 1万-5万前後/月 |
コンサルティング費 | 10万~50万前後/月 |
疑問 無料サイトではだめなの?
Q.無料サイトではだめなの?
A.本気で取り組むなら自社で全て用意すべきです。理由は下記2点です。
- 無料サイトは間借りのため、資産性がなく、サイトがなくなるリスクも有るため
- 無料サイトは、カスタマイズ性に乏しく、自社ビジネスの最適化しずらいため
もちろん無料サイトなどでも実質0円で、それなりの見栄えのあるホームページやECサイトを用意はできます。
【解説】売上規模0から数十万円のECサイトを制作するときの考え方とサービス比較
しかし、サイトの全てが自社のものでない状態なので、
- ドメインやファイルデータを保有していない状態(資産性が低い)
- 無料サイトを提供している企業の意向で、自社サイトがなくなるリスク
- 上記の場合、移行したくても、ファイルデータを持ち出せない可能性が高い
などもります。
また、無料サイトの利用では、
機能面がカスタマイズできる幅が狭いので、
自社サイト上で顧客の認知や信頼獲得を得るなど自社最適化する上で足かせになる可能性もあります。
よって、事業活動として中長期的な展開を考えると
Webサイトにおけるサーバー、ドメイン、データファイル等は自社保有する
が最適解だと当方は考えます。
なお、WordPressでホームページを作る上で知っておくべきことをまとめた記事もございますので、こちらをご確認ください。
【完全入門】WordPressで会社のホームページを作るにはまとめ
【解説】Webサイトリニューアルを新規業者に見積もりする際の流れ
それでは、下記より、各費用の詳細は解説します。
WordPressの初期設定費用の詳細
初期設定費用(必須)
- ドメイン:1,000円前後/年間
- サーバー:10,000円前後/年間
WordPressでなくてもホームページを作るときには、ドメインとサーバーが必要です。
ドメインはWeb上の住所、サーバーはWebサイトの住居
ドメインはWEB上の住所、サーバーはWebサイトの住居と考えてください。
- ドメインはWEB上の住所
- サーバーはホームページの住居
Webサイトのドメイン、URLはWeb上に1つしかありません。
そこにアクセスすると、ドメインと紐付いたサーバーのデータを閲覧することができます。
この流れが、Webサイトを閲覧する、流れです。
ドメインとサーバーの用意の方法
また用意の方法は、3パターンあります。
- つくる
- 借りる
- サービスから借りる
ドメインは下記の2つで用意できます。
- ドメイン会社から利用権を得て借りる
- サイト作成サービスのドメインを借りる
サーバーは下記の3つで用意できます。
- サーバーは自前でつくる
- サーバーレンタル会社から利用権を得て借りる
- サイト作成サービスのサーバーを借りる
補足 無料HP作成サイトが無料な理由
先に、ドメイン、サーバーが必要であり、有料であると解説しました。
比較として、無料HP作成サイトが無料な理由を解説すると、
例えば自社サイトを無料HP作成サイトで作成した場合、
運営元のドメインとサーバーを貸してもらうことで、この費用をカットして自社サイトを公開できます。
※先に掲載した図の3番です。
しかし、その代わり、ホームページ上に広告を出したり、無料時の機能が制限され、有料版へとアップセルしてもらうようなサービスが無料サイトの手法です。
- 無料サイトはホームページ上に広告がでることがある
- 機能が制限がある
- 事業活動としてのサイトレベルでは、有料版に切り替えたくなる
いずれにせよ、Webサイトを公開するためには、ドメインとサーバーが必要であり、有料となります。
よって自社サイトで全て用意する際にまず必要なものは、ドメインとサーバーです。
ドメインとは
再掲ですが、ドメインについて解説します。
ドメインとは、Web上の住所です。
Web上でもそのドメインを持つサイトはひとつしかありません。
これにより、ホームページはWeb上にユニークな所在を担保しています。
トップレベルドメインとは
ドメインを具体的に見ていくと、例えば、ブラウザ上部に表記される「〇〇.com」のことです。
「〇〇」はドメイン購入者の任意で「.com」などの末尾である「トップレベルドメイン」と組み合わせてユニークなものであれば、その「〇〇.com」を購入することができます。
「トップレベルドメイン」は人気の「jp」や「com」は2~3,000円/年間したりと比較的高く、人気のないものは500円~1,000円/年間ほどで購入することができます。
ドメインの費用の参考例
ドメインの購入ができるお名前ドットコムで実際に見てみましょう。(記事作成現在)
トップレベルドメイン | 初期費用 | 更新費用 |
.net | 699円 | 1,480円 |
.com | 1,150円 | 1,980円 |
.jp | 2,840円 | 2,840円 |
.work | 1円 | 990円 |
上記のように、よく目にする人気のドメインは高く、見慣れないドメインは安く設定されています。
また、上記はドメイン単体での購入ですが、ドメイン販売会社でサーバーも同時契約することで、ドメイン料が無料になるケースもあります。
購入時はドメインとサーバーの2点を加味しながら検討することをオススメします。
ドメイン+サーバー費用の参考例
上記ドメインをサーバー(共用サーバーSD)と同時契約した場合のドメイン料金もご紹介します。(記事作成現在)
サーバー代は月々1,400円(税抜き)です。ドメイン代は下記です。
トップレベルドメイン | 初期費用 | 更新費用 |
.net | 1円 | 0円 |
.com | 1円 | 0円 |
.jp | 1円 | 0円 |
.work | 1円 | 990円 |
ドメイン会社の参考一覧
ドメイン会社一覧を、いくつか紹介します。
「.com」で費用比較をしてみると、下記のようになっており、どこもそれほど大きな差はありません。
会社名 | 初期料金(2年目以降の料金) |
お名前.com | 1150円(1280円) |
ムームードメイン | 1160円(1480円) |
スタードメイン | 1180円(1180円) |
バリュードメイン | 1280円(1280円) |
エックスドメイン | 1180円(1180円) |
FC2ドメイン | 1080円(1080円) |
では、どこで差がつくかというと、サーバーです。
ドメインはサーバーも加味して検討がおすすめ
ドメイン会社は、自社もしくは系列にサーバーもレンタル提供しております。
上記のようにサーバーを同時契約すると、ユーザーの費用が安くなるように設定しています。
ドメイン会社での比較検討では、
- 特定のトップドメインレベルを保持する会社
- その他のサービスなどで比較検討する
などの理由がなければ、費用感は変わりません。
選定は、ドメインよりも、サーバー会社から先に
選定工程としては、ドメインよりも、サーバー会社から先に比較しながら、ドメインの費用を抑えていくよう比較検討することをおすすめします。
- ドメイン料金は各社、そこまで差がない
- サーバーは性能と料金が各社違う
- サーバーの性能はWebサイトの表示速度に影響する
- 表示速度はユーザーの満足度や、検索順位にも影響する
- 表示速度は、編集などのバックエンド業務の効率にも影響する
などがサーバーを優先する理由と、具体的にWeb担当業務をしているときの感じることです。
サーバーとは
再掲、サーバーとはWebサイトの住居です。
サーバーというデータ保管場所に、Webサイトのデータを置いておくことで、世界中からアクセスすることができます。
レンタルサーバーのタイプ「マンション」や「戸建て」
一般的には、サーバーはサーバー会社からレンタル(レンタルサーバー)します。
ひとが住む住居は、
「マンション」や「戸建て」などのタイプがあるように、
サーバーにも、
「マンション」のような他のデータと共同で利用するタイプや、
「戸建て」のように自分だけで専有できるサーバーなどのタイプがあります。
サーバーのレンタル判断基準例
どのサーバーにするかは自社のホームページの状況などによります。おおまかな判断基準は
- 料金
- ディスク容量
- 転送量
- 表示のスピード
- セキュリティ
- 安定性
- サポート
- バックアップ体制
などがあります。
ユーザーがホームページを不自由なく閲覧できる容量のサーバーであることと、滞りなく運営ができるサーバーがコーポレートサイトのサーバーには望ましいです。
サーバーは中期的な運用を加味して検討するのがおすすめ
また、ホームページ公開段階ではまだアクセスが少ないので、低価格のプランから段階的に上げていくことをおすすめしますが、ある程度想定しているアクセス数のプランから契約してもいいでしょう。
しかし、サーバー会社の移籍はサーバー移管の作業が発生します。
移管作業では業者への外注コストなども発生するので、サーバー会社選びは中期的な視点も含め検討することをおすすめします。
サーバー大手会社3社の費用について
大手サーバー会社を3社の費用感とプランの一覧表を作成しました。
他にも多くのサーバー会社がありますが、比較的おすすめなのはエックスサーバーです。
サーバー会社 | プラン | 年間料金 | ディスク容量 | マルチドメイン | 対象 |
エックスサーバー | x10 | 12,000円 | 200GB | 無制限 | 個人 |
x20 | 24,000円 | 300GB | 無制限 | 個人 | |
x30 | 48,000円 | 400GB | 無制限 | 個人 | |
ビジネス B10 | 45,000円 | 200GB | 無制限 | 法人 | |
ビジネス B20 | 91,200円 | 300GB | 無制限 | 法人 | |
ビジネス B30 | 136,800円 | 400GB | 無制限 | 法人 | |
WPX サーバー | 12,000円 | 30GB | 10個 | WordPress専用 | |
WPX クラウド | 6,000円- | 10GB- | なし | WordPress専用 | |
ロリポップ | エコノミー | 1,200円 | 10GB | 20個 | 個人 |
ライト | 3,000円 | 50GB | 50個 | 個人 | |
スタンダード | 6,000円 | 120GB | 100個 | 個人 | |
エンタープライズ | 24,000円 | 400GB | 無制限 | 法人 | |
さくらのレンタルサーバ | ライト | 1,429円 | 10GB | 20個 | 個人 |
スタンダード | 4,762円 | 100GB | 20個 | 個人 | |
プレミアム | 14,285円 | 200GB | 30個 | 個人 | |
ビジネス | 23,809円 | 300GB | 40個 | 法人 | |
ビジネスプロ | 42,858円 | 500GB | 40個 | 法人 | |
マネージド HDD | 132,000円 | 700GB | 無制限 | 法人 | |
マネージド SSD | 198,000円 | 360GB | 無制限 | 法人 |
※追記予定:近日「各判断基準からサーバー会社を比較してみる」を追加します。
WordPressの有料テーマとプラグインの費用詳細
次に、WordPressの「テーマ」と「プラグイン」についての費用感を解説します。
結論は、下記です。
有料テーマ・プラグイン費用(任意)
- テーマ:有料テーマなら10,000円前後/買い切り
- プラグイン:有料プラグインなら1万~5万円前後/買い切り
テーマとは
テーマとは、ホームページのデザインテンプレートです。
WordPressではテーマが豊富に用意されており、かつカスタマイズもできます。
テーマを活用することですぐにサイトを作成することができます。
たとえば、
- 自身のイメージに合ったテーマを選び、
- 「インストール」と「有効化」の2クリックで
デザインを変えることができます。
テーマは、
- 無料公開されているものや、
- 有料で、より洗練されたデザインのテーマ、より優れた機能を備えたテーマ
などもあります。
補足 テーマの選定方法
自身のホームページのイメージに沿って、最適なテーマを選ぶことをおすすめします。
たとえば、
- ブログがメイン
- 企業サイトがメイン(今回想定)
でもテーマのデザイン、トップページの構成が変わります。
企業サイトでも業界によって、
- B2Bのコーポレートサイト(今回想定)
- B2Bのサービスやプロダクト紹介サイト(今回想定)
- B2Cの小売店舗
でもデザインが変わります。
参考として、競合他社のサイトを確認しておくことをおすすめします。
Webサイトでしたいことでも変わります。
- 紹介をメインにしたい
- 問い合わせを増やしたい
- 購入/決済機能まで用意したい
などでも導線や機能が変わります。
テーマ選定では、自社のしたいことに合うかどうかを、多角的に検討していきましょう。
今後、より理解を深めてもらえるよう「業界別のサイト構成から考えるテーマ選定」を作成します。
無料テーマの参考例
まず、企業や店舗などのコーポレートサイトに合いそうな無料テーマをいくつか紹介します。
有料テーマの参考例
次に、企業や店舗などのコーポレートサイトに合いそうな有料テーマを提供しているサイトをいくつか紹介します。
- オーツービジネステーマ 2,980円
- CRAZY WP 3,980円
- クラウドテンプレート 4,980円
- TCD 8,980円
- Emanon Pro 9,800円
- Cross Line 19,800円
企業サイトでテーマを検討したい際には下記の記事がおすすめです。企業サイトの事例やコーポレートサイトに向いているテーマなど紹介しております。
WordPressの有料プラグイン費用の詳細
次に、WordPressのプラグインについての費用感を解説します。
結論は、下記です。(再掲)
有料テーマ・プラグイン費用(任意)
- テーマ:有料テーマなら10,000円前後/買い切り
- プラグイン:有料プラグインなら1万~5万円前後/買い切り
プラグインとは
プラグインとは、追加機能できるパッケージです。
通常、サイトの機能を追加したいときには、
プログラミングコードを書き加えることでその機能を実装します。
プラグインは、
- このコードが既に書かれた状態
- 多種多様なサイトで利用できる汎用性(パッケージ)
のことです。
プラグインのメリットとデメリット
メリット
- プログラミングなどで0からつくる必要がない
- 機能を簡単に実装できる
デメリット
- 自社サイトには合わず実装できない可能性がある
- 開発者自身がメンテナンスせず、自社サイトと合わないケースがある
- バージョン管理のメンテナンスが必要
- メンテナンスしないと、セキュリティリスクやサイト不具合の原因になる
などです。
当方の場合、クライアントサイトでは、上記のメリットデメリットを加味して、下記の判断基準で対応しています。
クライアント事例でのプラグイン実装判断基準
- 必要な機能だけ採用するかどうか検討する
- 機能要件と工数要件を満たせるなら、プラグインはできるだけつかわず、プログラミングする
- ユーザーが閲覧するページ側は不具合リスクから採用優先度をさげる
- 保守系プラグインなど管理側はユーザー満足度に支障がないので採用優先度をあげる
- プラグインの開発履歴が更新頻度が高いプラグインをつかう
- 定期的にメンテナンスする
などの対応をしております。
実際に、当方が保守対応する場合、どんなことをしているのかを事例で解説した記事です。合わせてご覧ください。
【事例】Webサイトの保守運用を外注依頼すると何をしてくれるのか?
【完全網羅】Word Pressの保守運用・セキュリティ59の対策一覧
補足 プラグインの選定方法
プラグインの選定方法は、
- 本当に必要な機能だけつかう
- プラグインは開発・更新履歴が直近もされているものを選定
自身のホームページのイメージに沿って、最適なプラグインを選ぶことをおすすめします。
無料プラグインのご紹介
WordPressでよく使用される代表的な3つのプラグインをご紹介します。
- 「Akismet」 機能:スパムコメントを自動で排除
- 「All In One SEO Pack」 機能:SEO対策
- 「Contact Form 7」 機能:問い合わせフォームの作成
上記のように追加したい機能が無料プラグインでも十分見つけることができます。
有料プラグインのご紹介
WordPressでは、基本的には有料プラグインは使わなくても十分運用できます。
それでも、下記のような商用に特化した機能などは有料版を使用することもあるので、ご紹介します。
この部分、どんな検討工程なのかが気になる方は、
当方のクライアント事例で
WordPressにEC機能を埋め込むリニューアルをしたい相談の提案例の記事も合わせてご覧ください。
【解説】EC機能内製化の検討例と7.27%のコストカット試算事例
プラグインの開発費用(参考)
有料プラグインは、無料プラグインでは目的が達成できないときに検討するものです。
しかし、最適なプラグインを見つけるのも時間を要します。
もし見つからない場合、開発の検討も必要です。
「プラグイン 開発」で検索したある制作会社の料金を例として紹介します。
項目 | 費用 | 説明 |
既存プラグインの調査 | 2,500円 | 目的に合致するプラグインの調査 |
プラグインのインストールサービス | 5,000円~ | 対象プラグインの設置 |
プラグインの日本語化 | 21,000円~ | 海外プラグインの場合のダッシュボードの日本語化 |
プラグインのカスタマイズ | 42,000円~ | 既存プラグインのカスタマイズ |
プラグインの開発 | 84,000円~ | 新規プラグインの開発 |
既存プラグインのカスタマイズや新規開発など自社に最適なプラグインには、4万~8万前後で依頼できそうです。
補足 プラグイン開発でなく、機能実装が主流
先にプラグインの開発の費用感を解説しました。
しかし、プラグインは、
多様なサイトに実装できるよう「汎用性高く」つくること
が大事とされています。
つまり、自社最適を目的するなら、
プラグイン開発でなく、
自社サイトに合わせた形で、機能を実装する開発が主流
となっています。
実際に当方でもクライアントサイトに合わせた機能開発を担当してます。
制作例として、
などニーズに合わせて制作実装していますのでお気軽にご相談ください。
【参考記事】
【コピペ】見積もり計算フォームを作成しましたので活用ください
【チュートリアル】WordPress編集画面で、DB(カスタムフィールド情報)のサジェスト機能の実装方法
WordPressのホームページ制作費用の詳細
WordPressでWebサイトをつくる、という段階になったときに、検討したいことは、大きく2点です。
- 誰がつくるか?
- どうサイト改善をはかるか?
1は制作体制、2は運用改善体制についてです。
基本的には、
制作:Webサイト制作は専門業者へ外注する
改善:Webマーケティング領域のコンサルティング業者
に依頼することが多いと思われますので、
基本的な料金イメージを掲載します。
制作とコンサル費用(任意)
- 制作費:外注なら10万➖100万前後/単発
- 保守運用費:1万前後/月
制作会社に外注するメリットとデメリット
WordPressでホームページ制作する場合、テーマやプラグインを適切に使えば、一般的なデザインと機能レベル以上のホームページを簡単に作ることができます。
制作会社に依頼するとすれば、その作業量や自社の目的に最適なカスタマイズをする必要があるときに、自社リソースがなかった場合かと考えられます。
その際の制作会社へ外注するメリット・デメリットを改めて列挙してみます。
メリット
- 時間を使わなくて済む
- プロのデザイン力を担保できる
デメリット
- コストがかかる
- 修正を何度もできない
- 完成後もカスタマイズしずらい(別途依頼など)
WordPress制作会社の費用感
各制作会社をざっと見てみると、まず費用感をはじめとした比較が難しいことを感じる方が多いかと思います。
Googleで「WordPress 制作」と検索して出た上位3社の制作料金を確認してみました。(下記匿名掲載)
それぞれ制作する作業の内訳や料金設定に違いがあり、「結局どこがいいのか?」と検討が難しい印象を受けます。
A社のWordPress制作費用 プラン選択式
プラン | 料金 | 備考 |
プランA | 39,800円~ | HTMLデータをこちらで提出し、WordPress実装
2P制作 |
プランB | 79,800円~ | デザインデータをこちらで提出し、WordPress実装
2P制作 |
プランC | 158,000円~ | ワイヤーフレームをこちらで提出し、WordPress実装
2P制作 |
プランD | 258,000円~ | ワイヤーフレームをこちらで提出し、WordPress実装
10P制作 |
A社は、
サイト制作の工数を占めるコーディング作業(デザインをプログラミング言語で書き起こすこと)の量で、
プランが4つに分けられています。
デザインデータがHTMLコードで既にあれば、工数は少なくすみます。
手書きのイメージ等のワイヤーフレームのみしかなければ、デザインへの具現化からコーディングと工数は増えます。
またページ数でも工数が変わるので、その2点でプランが設けられています。
ページ別途追加の料金は不明ですが、プランDの10Pで258,000円から想定して2-3万円くらいかと想定します。
企業や店舗のホームページの必要最低限のページ数を5Pとし、上記から想定すると、10万-15万円くらいから依頼できそうな費用感です。
※A社の保守運用サービス5万/月です。
B社のWordPress制作費用 作業項目別式
作業項目 | 料金 | 備考 |
WordPressインストール | 20,000円~ | WordPressをサーバーにインストールする作業 |
WP基本テーマ作成(一式) | 30,000円~ | PC、スマホ、先2つの共用レスポンシブなど対応 |
WordPressテーマ追加 | 10,000円~ | PC、スマホ、先2つの共用レスポンシブなど対応 |
コーディング | 30,000円~ | PC、スマホ、先2つの共用レスポンシブなど対応
デザインによって、金額増 |
コンテンツ ページ登録作業(1P) | 1,000円~ | 記事投稿作業代行 |
ディレクション・設計 | 規模により別途見積 | デザインや制作陣への指示ディレクション費用 |
WordPressカスタマイズ | 5,000円~120,000円 | 検索機能やEC、会員、不動産サイト機能など |
jQueryコンテンツ設置 | 10,000円~ | 画面上部によくある画像がスライドする機能 |
トップページデザイン | 40,000円~ | トップページ |
下層ページデザイン | 30,000円~ | 下層ページ |
フォーム設置 | 20,000円~ | プラグイン使用で問い合わせフォーム設置 |
マニュアル作成 | 40,000円~ | 納品後の自社運用時のマニュアル |
WordPressバージョンアップ対応 | 40,000円~ | バージョンアップ時に、挙動が若干変わってしまう可能性もあるので、その微調整対応 |
B社は、
プランではなく、WordPressのホームページ(WEBサイト)制作で発生する作業項目によって、料金が変動されるプライシングです。
企業や店舗のホームページとして必要な項目を、上記から足し合わせていくと、30-40万円くらいから依頼できそうな費用感です。
※B社の保守運用サービス4万/月です。
C社のWordPress制作費用 ページ数式
ページ数 | PC | スマホ | レスポンシブ |
1-10P | 8,000円/枚 | 8,000円/枚 | 16,000円/枚 |
11-20P | 6,000円/枚 | 6,000円/枚 | 13,000円/枚 |
21-30P | 5,000円/枚 | 5,000円/枚 | 10,000円/枚 |
31P- | 要相談 | 要相談 | 要相談 |
C社は、
プラン、作業項目でなく、
ページ枚数によって料金が変動されるプライシングです。
企業や店舗のホームページとして必要な項目を、上記から足し合わせていくと、10万円くらいから依頼できそうな費用感です。
※C社の保守運用サービスは不明でした。
追記予定:「保守運用サービスの費用の相場とサービス比較」
WordPressのWebコンサルティング費用の詳細
次に、公開したWebサイトをどう改善していくか?の運用フェーズのリソースを検討します。
Webマーケティングのコンサルティング費用の詳細についてです。
調査結果の結論下記です。
制作運営コンサル費用(任意)
コンサルティング費用:10万~50万前後/月
Webコンサルティング会社は何をしてくれるの?
Webコンサルティング会社の業務について解説します。
Webコンサルティングは、Webマーケティングの分析と改善案のアドバイスしてくれます。
次の課題を抱えている場合に有効な解決策です。
- 自社にWebマーケティングが知見あまりない
- 客観的な視点がほしい
Webマーケティングの分析と改善案のアドバイス
コンサルティング会社はWEBマーケティングの主な業務である、
- 分析(ここがコンサルティング範囲)
- 改善案(ここがコンサルティング範囲)
- 実行
の3つの業務の、分析と改善案に対して知識ノウハウを活かしてアドバイスをメインにしくれます。
実行も対応してくれる会社もありますが、メインはアドバイザリー業務です。
Webコンサルティング会社のアドバイスタイプは4つ
Webコンサルティング会社のタイプとしては大きく4つあります。
- ホームページ(Webサイト)を見てアドバイス
- ホームページ(Webサイト)の解析データ(Googleアナリティクス等)を見てアドバイス
- その会社のビジネスモデルも含めて、解析データ(Googleアナリティクス等)を見てアドバイス
- 知識ノウハウを研修で提供する
Webコンサルティング会社に外注するメリットとデメリット
コンサルティングは、費用をはじめ発注の判断が難しいです。
理由としては、
会社のホームページをいくつか確認してみると分かりますが、
明確に金額を提示している会社は多くありません。
コンサルティング会社も、
クライアントの課題をヒアリングしてからでないと作業工数などがつかめないので、
事前に金額の提示がしずらいのだと考えられます。
また、
- 具体的な分析のみなのか
- 改善提案までしてくれるのか
など、アドバイスの範囲は依頼前に検討できます。
課題解決の施策案も
- コンサルティング会社側の得意分野だからか
- クライアント視点での施策案か
など、アドバイス自体が自社最適かは、
依頼してみないとわからないとも言えます。
次に、コンサルティング会社に外注するメリットとデメリットを解説します。
メリット
- 分析改善に時間を使わなくて済む
- プロの経験値から効果的な施策を担保できる
デメリット
- コストがかかる
- 施策実行自体は自社リソースで進めることも多い
- 提案の効果測定が中期的である
Webコンサルティング会社の費用感
Webマーケティングのコンサルティング費用は、問い合わせてから見積もりを提示の会社が多いですが、
「WEB コンサルティング 費用」などの検索から確認できた相場感をご紹介します。
アドバイス方法 | 金額 |
ホームページ(Webサイト)を見てアドバイス | 月額3万円〜10万円 |
ホームページ(Webサイト)の解析データ(Googleアナリティクス等)を見てアドバイス | 月額10万円〜 単発30万円-50万円 |
その会社のビジネスモデルも含めて、解析データ(Googleアナリティクス等)を見てアドバイス | 月額20万円〜100万円 単発30万円-50万円 |
知識ノウハウを研修で提供する | 単発10万円〜50万円 |
上記はあくまで相場であり、コンサルティング会社によって上下します。
Webコンサルティングは数社の相見積もりがおすすめ
Webコンサルティング会社は、数社の相見積もりをとることをおすすめします。
Webマーケティングは、
- 分野が幅広く、
- 各分野、専門化していたりもする
そのため、
幅広く見積もりをしてみることで、自社最適のWebマーケティングについて理解が高まります。
見積もり依頼の事前情報として
- 自社のビジネスモデル
- 業務フロー(Web担当や意識決定などの組織図)
- 目的・目標
- 予算
など、
自組織の全体イメージを明確に伝えることで、より詳しい提案を見積もり時に得ることができます。
まとめ
各費用を下記の表にまとめました。
自社リソースで制作運用するなら、1万円くらいからスタートできます。
有料機能を追加、外注依頼で制作運用するなら、50万-100万くらいの費用予算感を想定していくといいでしょう。
項目 | 費用 |
初期設定費用(必須) | 11,000円前後/年間 |
ドメイン | 1,000円前後/年間 |
サーバー | 10,000円前後/年間 |
有料テーマ・プラグイン費用(任意) | 1万~5万円前後/1つ |
テーマ | 10,000円前後/買い切り |
プラグイン | 1万~5万円前後/買い切り |
制作運営コンサル費用(任意) | 初期費用10-100万+月額1-50万 |
制作費 | 10万➖100万前後/単発 |
保守運用費 | 1万-5万前後/月 |
コンサルティング費 | 10万~50万前後/月 |
結局、Webサイト作成、運用、どう進めるか?
これまでの情報を踏まえ、自社の状況にもよりますが、
- Web制作のリソースがない
- Webマーケティングのリソースがない
- 中長期的にWebサイトから新規受注をしたい
といった場合は、下記のことをある程度明確にしてください。
- 自社がWebサイトでしたいこと
(例 問い合わせを月に◯件増やしたい、など具体的に) - 自社の予算
・制作(初期費用)
・ランニングコスト(ドメイン/サーバー)
・広告予算(Webサイトの認知をどう増やしていくか)
・外部サポート費用(制作面、マーケティング面の費用)
上記をある程度でいいので業者にイメージは伝えられるようにしてください。
次に、制作業者を選定します。
選定は、中長期のことも考え、
制作・メンテナンス・マーケティングを自社最適して中長期でサポートしてくれる業者が結果的に良いです。
理由は、自社サイトでしたいことから逆算して、制作・メンテナンス・マーケティングを企画提案してくれるからです。
Webサイト公開後に、ありがちな業者に対する相談事例が
- Webサイトをつくっておわり
- アドバイスをしておわり
- メンテナンスは業務外
などです。
はじめの業者選定に全体的、中長期なイメージを伝えると、業者も必要なリソースを提供してくれます。
※業者自体にリソースがなくても知り合いの業者を紹介してくれます。
また、制作やマーケティングなどそれぞれ特化している業者を組み合わせて選定したいケースも同様に最適化の提案をしてくれます。
より詳しく業者見積もりを理解したい方は下記も合わせてご覧ください。
【解説】Webサイトリニューアルを新規業者に見積もりする際の流れ
また、当方では、サイトをリニューアル検討する場合、まずは改善からはじめることもおすすめしています。こちらも合わせてご覧ください。
【解説】Webサイトをリニューアルする前にサイト改善運用をすすめる理由
以上です。
ご活用ください。
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