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【解説】EC機能内製化の検討例と7.27%のコストカット試算事例

投稿日:2020年11月26日 更新日:

クライアント事例として、自サイトでEC機能(eコマース、つまりオンラインショップ)内製したいときのリニューアル検討についての調査と意思決定についての流れを解説します。

Web365とは

Web365は、外部Web担当者として、クライアントのWebサイトの集客力を高める施策を運用代行しています。

今回は、クライアントのサイトをEC機能を実装してリニューアル案件です。当方が企画制作している事例です。

Web365について詳しく知りたい方は「Web365とは」ご覧ください。

この記事で分かることは、

  • 自サイトへのEC機能内製化のイメージ
  • 内製に切り替えることでの各検討サービスのコスト感

です。

自サイトにEC内製することのメリットは2つ、

  1. コストメリット(外部サービス手数料分の削減)
  2. 運用効率(1サイトで完結できる効率性)

です。

コストメリットや運用効率など、費用対効果が確実に計算できるメリットがあります。

事例を通して、詳しく解説してきます。

EC内製化とは

自サイトにEC機能を内製するとは、

自サイト内で、

  1. 商品を掲載
  2. 販売・決済機能
  3. 顧客管理機能

などのオンラインショップの主要機能が実装されることです。

ECサイト運用でよくあるサイト構成

ECサイト運用でよくあるWebサイトの構成としては、

  1. WEBサイト(コーポレートサイト)
  2. ECサイト

という2つのサイトを運用している構成がよくあります。

これは、別ドメイン、別管理画面であり、双方リンクが結ばれていることで、顧客導線を設計してます。

ECサイト運用でよくあるサイト構成の事例

ECサイト運用よくあるサイト構成の事例ですと、

  1. WEBサイト(コーポレートサイト) 

    CMSは、WordPressなど

  2. ECサイト/外部ECサービス

    サービスは、
    メイクショップ・カラーミーショップ・BASE・STORES・etc…

です。

外部ECサービスを利用することのメリット

外部ECサービスを利用することのメリットは2つです。

  1. サイト立ち上げの工数が少ない

    ECに必要な機能が全て用意されているので、制作から1時間くらいで販売までの導線は作れたりします。

  2. サイト自体のメンテナンスコスト

    サイトと運用すると、ドメイン、サーバー、ツールの各バージョンなどの更新対応、不具合発生時の対応など自社で対応する必要があります。
    外部サービスはこれらが軽減できます。

外部ECサービスを利用することのデメリット

上記の構成例で運用され始めたなかで、やはりデメリットが生じます。

外部ECサービスを利用することのデメリットは2つです。

  1. コストデメリット(外部サービス手数料分)
  2. 運用効率(複数サイト運用の非効率性)

です。

これらの課題を解決できる施策がEC機能の自サイト内製化です。

自サイトでEC機能内製の検討例

では、どう内製するか?

先のよくあるサイト構成例から考えると、

  1. WEBサイト(コーポレートサイト)/ CMSはWordPressなど
  2. ECサイト/外部ECサービス(メイクショップ・カラーミーショップ・BASE・STORES・Peatix・etc…)

であり、

WEBサイト(コーポレートサイト)/ CMSはWordPress

のをメインに検討してみます。

WordPressサイトのEC内製化

まず、CMSがWordPressで作成されたサイトであれば、

プラグインという機能拡充できるパーツのようなものがあります。

EC機能のプラグインもいくつか用意されているので、これらを活用することで、すぐに自サイトのEC内製化が実装できます。

Webサイト自体をリニューアルしつつ、EC内製もしたい

また、Webサイト自体をリニューアルしつつ、EC内製もしたい場合は、

EC機能が備わっている外部サービスなどを使用してサイト制作するのも一案ではあります。

たとえば、

  • メイクショップ
  • カラーミーショップ
  • BASE
  • STORES

であり、最近ですと

Shopify

がおすすめではあります。

イメージですと、EC機能がありつつ、WordPressのようにテーマや機能などカスタマイズ性が豊富な月額サービスです。

外部ECサービスで0ベース制作するデメリット

クライアント事例でも、WEBサイトのEC内製化をメインにリニューアルする。

という目的で、外部ECサービスであるこれらも検討しましたが、大きなデメリットが1つあります。

既存サイトのページ情報の移管ができない(調査時点2020年)

という点です。

これまで既存サイトで作成更新したページによる

  1. サイトの情報性
  2. ページによる検索流入

などが損失します。

1は、コピペすれば、移管はできるといえばできます。

しかし、1の対応をしたページは既存とは別ページであるので、2の検索流入が失われます。

つまり、

  • 既存サイトのリニューアル
  • すでに大量のページがあり
  • 検索流入がある状態

なら外部ECサービスへのリニューアルはおすすめしません。

上記に当てはまらない場合は、外部ECサービスへのリニューアルも一案です。

WordPressサイトのEC内製化によるコストメリット事例

クライアント事例で商材や単価は伏せますが、

外部ECサービスで、

  • Peatix
  • BASE

を利用していました。

WordPressサイトのEC内製化した場合、

  • EC機能のプラグイン「Woocommerce」
  • 決済をソニーペイメンツ

にした場合のコストメリットが

Peatixから内製に切り替えるとすると、

1決済あたりの費用比率が

11.50%から4.23%になり、

7.27%、コストカットできる試算でした。

BASEから内製に切り替えるとすると、

1決済あたりの費用比率が

7.60%から4.40%になり、

3.20%、コストカットできる試算でした。

事例の場合、単純計算で、EC内製化によるコストメリットは

3.20%~7.27%ほどコストカットできます。

つまり、コストカット分、利益率が高まります。

試算してみてコストメリットがあれば、内製検討はおすすめの施策です。

コスト試算の方法

まず、既存利用の外部サービスの

利用料、つまり、

  • 販売手数料
  • 月額利用料
  • そのほか費用

などを洗い出し、

内製化の

  • 販売手数料
  • 月額利用料
  • そのほか費用

と比較することで試算できます。

当方、Web365は、WEB視点を含めたコスト試算からリニューアル制作のご相談にも対応しますので、お気軽にお問合せください。

以上です。






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WEB担当・集客事例, WordPressでホームページを作るには

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