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【簡単】Webサイトの数値目標の作り方_2つの無料ツールとフェルミ推定をつかおう

投稿日:2020年5月20日 更新日:

Web戦略立ち上げの際など、予算が少ない状態で、Webサイトの数値目標を設定する状況があります。

そのような状況のときに、2つの無料ツールとフェルミ推定を駆使してWebサイトの数値目標のつくる方法を解説します。

Web365とは

Web365は、外部Web担当者として、クライアントのWebサイトの集客力を高める施策を運用代行しています。

今回は、クライアントサイトの数値を分析する際に活用する考え方の一部紹介です。

Web365について詳しく知りたい方は「Web365とは」ご覧ください。

自社数値に妥当な設定は市場や競合他社の数値を把握する

今回やりたいことは、数値目標の設定です。

まず、数値目標の妥当性として、参考指標は2つあります。

  1. 市場のWeb流入数値(2の合算数値と近似)
  2. 競合他社のWeb流入数値

数値目標を設定する際は、まず上記2点の数値についてざっくりとでもいいので把握すると、自社数値に妥当な設定をすることができます。

市場や競合他社の数値を把握するための無料ツール

市場や競合他社の数値を把握するための無料ツールは2つです。

  1. Googleキーワードプランナー
  2. シミラーウェブ

以下2つを解説します。

 

Googleキーワードプランナーで検索ボリュームを調査

1のGoogleキーワードプランナーはGoogle検索において、検索語句がどのくらいの検索数か調査することができます。

つまり、自社の商材にあった検索語句群がどのくらいの検索ボリュームか把握できます。

この数値の合計が市場のWeb流入の数値と推定します。


商材A 月間検索数 1000
商材B 月間検索数 100
商材C 月間検索数 500

なら1600が月間検索数です。

「商材A」 月間検索数 1000の場合、
検索順位1位のサイトのクリック率は50%前後なので、
500セッション(500回の来訪)が1位のサイトの流入期待値です。

「商材A 比較」「商材A 〇〇」など商材Aから想定されうる検索語句の検索ボリュームが商材AのWeb流入数の合計とも言えます。

 

シミラーウェブで競合他社のWeb流入数を把握する

シミラーウェブは、特定サイトのWeb流入などを推定で表示してくれる無料ツールです。

上記画像、

Yahooは、
月間セッション数  20.33億
平均閲覧時間    10:24
平均PV/1セッション 7.35PV

といった具合です。

 

競合他社のサイトをシミラーウェブで調べてみると、数値目標の参考値にすることができます。

しかし、Web流入が少ないサイトは、表示されない場合もあるので、業界上位などのサイトから流入のボリュームを推定すると良いでしょう。

 

Googleキーワードプランナーとシミラーウェブを使って市場の数値を把握する

上記2つの無料ツールで、

市場の検索ボリュームと、競合他社の実際のWeb流入の数値が把握することができたら、掛け合わせてみたりすることでより細かい数値予測ができます。

下記のような市場があった場合、


商材A 月間検索数 1000セッション

検索1位 競合A 500セッション
検索2位 競合B 300セッション
検索3位 競合C 200セッション
検索下位 自社 10セッション


商材AをGoogleキーワードプランナーで検索し、Web流入の検索ボリュームを把握します。


検索上位3社をシミラーウェブでWeb流入数値を把握します。

これらで、市場のWeb流入数値と自社の伸びしろを推定することができます。

 

フェルミ推定をより細かく推定しよう

事業部単位で把握したいなど、より細かく推定したい場合は、フェルミ推定を活用しましょう。

フェルミ推定とは、実際に調査するのが難しいようなとらえどころのない量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算することを指す。

 


事業部単位で把握したい場合

上場企業であれば決算書から競合他社の数値が読み取れます。

商材Aの売上構成比率などを抽出して、その比率を全体のWeb流入数にあててみるなど、フェルミ推定も活用しましょう。

 

各競合他社のWebの注力度も意識する

また、業界勢力図とWebの検索上位は違う結果だったりもします。

これは、各競合他社のWebの注力度によるものです。

業界上位が必ずしも上位表示されていない場合は、

Web検索の市場がまだ競争度が低い

とも考えられるので、注力すればシェアを取ることも期待できます。

 

結論

市場や競合他社の数値を把握するための無料ツールは2つです。

  1. Googleキーワードプランナー
  2. シミラーウェブ

加えて、フェルミ推定を活用して、より詳細な数値を推定し、自社の目標設定に活かしましょう。

目標設定をしたら、施策のリストアップに進みましょう。下記の記事がおすすめです。

【徹底解説】WEBマーケティングとは&WEB集客とは一覧

以上です。






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